中国インフラ交流勉強会(Cixs) Vol.000を広島でやってきた

 福岡でやってるインフラをテーマにした勉強会(Kixs)みたいなのを、広島でもやってみたいと、某イニシアティブのY崎さんに言っていただきまして、じゃ、ホークスVSカープ戦の観戦も兼ねてということで、広島に行って、「中国インフラ交流勉強会(Cixs) Vol.000」をやってきたのでした。

会場

IIJさんの中四国支店に会場提供いただいての開催となりました。
立地も素晴らしく、綺麗なオフィスで、懇親会会場もご提供いただきました。
ありがとうございました。

テーマ

ホークスVSカープ観戦にかけまして、「Cixs/Kixs交流戦2017」としました。
今回、Kixsからは野球はみないけど広島までかけつけてくれる、Kixs共同主宰のN田さん、自称イケメンの Y下さんと九州勢の発表と、広島在住の方々の発表という構成を予定してましたが、
急遽、大阪より、頼れる私の上司K保さんが参戦いただき、ホークス、カープ、タイガースと三つ巴の様相を呈したのでした。
前説スライドと懇親会Passには、決して公開できないオリジナルキャラクターのアイコンが使われるという、会場にこないと楽しめないネタもKixsと同様の感じとなったのでした。

発表内容

公開できる資料は、以下にまとめていってます。
connpass.com

あと、ハッシュタグつけたツイートをまとめてます。
togetter.com

NAT64/DNS64を試してみた&試してみよう

Cixsチーム山崎さんの発表でした。IPv4の枯渇状況の振り返りと、IPv6の普及状況を俯瞰しつつ、会場で、NAT64/DNS64のデモ環境を提供しながら、趣味のキャンプの話と単身赴任と悲しみと喜びを語るという、大河ドラマのような発表でした。
(結果、DS-Liteがイケてるらしいです。)

Oracle Databaseを パブリッククラウド(AWS)で 使うときの注意点

Kixsチーム私の発表でした。このブログにも書いてることもあるのですが、公私共々、Oracleライセンスについて確認を行う機会があったので、その辺の話を、AWSにおけるOracle Databaseの実装方法とあわせて発表してみました。
発表を聞いた私の上司から、「なんで真面目に発表しているのか?」という理解不能な問い合わせをもらった異色作です。

BluemixとRaspberry PiでIoT

Cixsチーム清水さんの発表でした。Raspberry PiIBMのPaaSを組み合わせてセンサーデータを収集、表示するというデモを含めた発表でした。Node-REDを使うことで、比較的簡単にIoTが実装できるということで、こんな私でも実装できるような気がしてきました。
(多分無理)

アプリケーション層から見たインフラ活用

Cixsチーム宮本さんの発表でした。地方自治体が運用しているTV電話システムや、流通業が運用している自宅配送サービスや、某バットとボールを使うスポーツの応援グッズまで、身近なサービスの概要とその実装についてお話いただきました。
昔バイトしてた店の話もあって、感傷的な気分になったのでした。

古代兵器SMTPに素手で挑む

タイガース久保さんの発表でした。メール運用におけるバウンスメールの取り扱いとその難しさと、それを解決するVERPという実装についての発表でした。「VERPは、VRRPではないですよ」というくだりで笑いがとれるこの勉強会の参加者が私は大好きです。

博多に穴が空いた件

Kixsチーム西田さんの発表でした。2016年11月26日に発生した博多駅陥没事故における通信事業者の事故対応についての発表でした。現場にいないとわからないリアルな話をドラマ 「24」ばりな臨場感で発表いただきました。このネタ、勉強会開催日前から、SNSで注目されてたネタです。期待を裏切らないクォリティーでした。

ngx_mrubyでLet's Encryptの証明書を動的に取得する

Kixsチーム山下さんの発表でした。リリース以降普及しているLet's EncryptのSSL証明書の自動更新機構をLet's EncryptのCLIでなく、mruby(ngx_mruby)によって実装したという発表でした。動的にSSL証明書を取得し、キャッシュするという実装で、どうせ一発目は泣けるほど遅いんだろうという心の歪んだ質問に対して、「3秒くらいでいけますね」と山下さんに回答されて、ぐうの音も出なかったのは私です。

懇親会

IIJさんに飲み物とピザを宅配していただき、会場で引き続き行いました。
準備から後片付けまで、参加者の方々のご協力のもとスムーズに行うことができました。
特に、IIJ中四国支店の皆様には細かいところまで助けていただき感謝です。

次回

今回、主催のY崎さんが次回もやりますと宣言されていたので、「では、2ヵ月後に」と無責任に煽った私は、Kixs1周年が同じく2ヵ月後に迫っていることを、この時、酔って忘れていたのでした。